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九戸街道
【くのへかいどう】


二戸郡爾薩体(にさつたい)村(現二戸市)の奥州街道を起点に九戸郡晴山―軽米(かるまい)―小軽米―大野―夏井を経て久慈に至る16里21町の道程。現在の国道395号とほぼ同じコース。九戸郡軽米町と大野村から八戸ヘ向かう八戸街道が分岐している。当街道にはこのほかに堀野(現二戸市)から大萩野―平―駒板―狄塚(えづか)―円子(まるこ)―蛇口―蜂ケ塚―玉川―赤石峠―大野へ出るコース,一戸から来田―伊保内―上円子を経るコースなどがあった。江戸期には秋田県の鹿角米や内陸の雑穀,久慈侍浜の塩および海産物とを交換する県北の重要なルートであった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7014411