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九戸神社
【くのへじんじゃ】


九戸郡九戸村長興寺にある神社。旧郷社。祭神は天之御中主大神・宇迦能御魂大神,明治期まで北辰妙見社と称した。社伝では,承和9年上総(かずさの)国の千葉氏一族の松王丸が氏神の妙見を護持して下向,現在地に創建したのが始まりだが,天正3年山火事で類焼し,古記録・古器物など創建年代を物語る資料を焼失したという(ふるさとのお社)。その後,寛文3年南部28代藩主重直が本殿・拝殿を再建奉納した。宝物に慶長17年の南部利直黒印状,寛永18年の境内殺生禁断の盛岡藩主の制札がある(九戸村の文化財)。また妙見菩薩・毘沙門天・不動明王などは村文化財。農業神・縁結びの神として信仰される。例祭は5月8日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7014415