100辞書・辞典一括検索

JLogos

12

五葉山神社
【ごようざんじんじゃ】


大船渡市日頃市町関谷にある神社。旧村社。祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)・天照大神・倉稲魂神(うかのみたまのかみ)・大己貴神(おおなむちのかみ)・事代主神(ことしろぬしのかみ)。創建年代は未詳だが,社伝では延暦20年の創立といい,また久安元年行泉坊泰園が五葉山(1,341m)に登り,山王権現の神霊に祈って害獣を追い放ったのに始まるという(大船渡市史)。以後,山王権現を祀り,五葉山は修験道の霊場として信仰を集めたが,明治初年の神仏分離・修験道廃止によって,五葉山日枝神社と改称し,大正7年関谷に里宮を設け,山上にある本社を奥宮と定めた。昭和37年より現在名となる。なお,当社を東の宮,気仙郡住田町上有住の五葉山神社を西の宮ともいう。例祭は9月1日。海上安全,大漁祈願,五穀豊穣などの神として信仰される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7014631