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新町
【しんまち】


旧国名:陸奥

江戸期には新街とも書く。和賀川の上流右岸,奥羽山脈の山あいに開けた南北に細長い沢内盆地の南部に位置する。東限は和賀川。年間降水量が2,500mm前後と非常に多く,平均積雪は2mを超える豪雪地帯。地名の由来は江戸期に新しく興った街であることにちなむという。本内川南岸,比高約30mの独立丘陵にある典膳館(時代・館主など未詳)は面積では沢内村最大の館跡で,北端部に巨大な空濠が残る。また毘沙門神社裏の比高約80mの山頂部平場に東西80m・南北40mの単郭の毘沙門館(時代・館主など未詳)がある(城郭大系2)。
新町村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
新町(近代)】 明治22年~現在の沢内村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7015003