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関口神社
【せきぐちじんじゃ】


下閉伊(しもへい)郡山田町山田にある神社。旧無格社。祭神は国常立命(くにのとこたちのみこと)(里宮)・不動明王(奥宮)。奥宮は里宮から関口川上流約4kmにあり,金湯山と称して不動明王を祀る。社伝では延宝6年正別当が羽黒山に入峰し,智音院と号して12世相続奉仕したところといい,明治4年神仏分離・修験道廃止によって佐藤菊元の時に帰農したという(神社名鑑)。里宮はもと奥宮の遥拝所であったが,明治初年関口神社と改称され,佐藤氏が宮司となって現在に至っている。火の神信仰が盛んで,鉱山関係の崇敬を集めた。例祭は5月28日で,不動明王の縁日があてられ,奥宮では火防祈祷祭が行われる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7015059