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竹駒神社
【たけこまじんじゃ】


陸前高田市竹駒町童子にある神社。旧県社。祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)・豊受姫神(とようけひめのかみ)。創建年代は未詳だが,社伝では天平6年奈良大仏造営のため金山を探していた行基が神の夢告によってこぶし大の金を発見し,金山守護神として創立したという(神社名鑑)。また天元元年藤原基衡が山城国伏見より玉山金山の守護神として勧請したのが始まりともいう(ふるさとのお社)。天正年間豊臣秀吉が社殿を建て替えたと伝えられ,また文禄4年には伊達政宗が前年に焼失した神社を再建した。平泉の黄金文化を支えた最も重要な金山と目される玉山金山の守護神のため,時の為政者から篤く信仰されたが,金山の枯渇とともに荒廃し,寛政5年村の守護神として現在地に遷した。文政6年竹駒正一位稲荷大明神を授けられた。例祭は2月初午の日。正月の初詣では特ににぎわう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7015222