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配志和神社
【はいしわじんじゃ】


一関市山目にある神社。式内社磐井郡二座の1つ。旧県社。祭神は高皇産霊神(たかみむすびのかみ)・彦火瓊瓊杵尊(ひこほににぎのみこと)・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の3柱。創建年代は未詳だが,社伝では日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の時,天磐座山に登って蝦夷平定を祈り,矛を納め3神を鎮祭し,祠を火石輪と号して東辺の鎮守としたといい,延喜年間現在地に遷座とした伝えられる(神社名鑑)。仁寿2年従五位下を授けられ(文徳実録),「延喜式」神名帳に登載する岩手県内十四座の1つで,小社に列せられている。また陸奥鎮東将軍巨勢朝臣が社殿を造営したと伝えられるが,応仁年間以後社頭は荒廃し,慶長6年羽黒山で修験道を修めた佐藤信慶によって再興されたという(一関市史)。その後,伊達氏の崇敬を受け,また天明6年菅江真澄が参詣して当時のたたずまいを「はしわの若葉」に記している。例祭は5月1日・11月3日。式年大祭が旧暦閏月のある年の翌年旧9月16日に行われる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7015740