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白山神社
【はくさんじんじゃ】


紫波(しわ)郡紫波町赤沢にある神社。旧郷社。祭神は伊弉冉命(いざなみのみこと)。創建年代は未詳だが,社伝では延暦年間坂上田村麻呂が国土安泰・万民豊楽を祈願して神霊山(音高山)に勧請したのが始まりという(神社名鑑・紫波郡の神社史)。その後,康平年間奥州国司藤原登任が再興し,延元年間斯波氏が社殿を修復したと伝えるが(同前),文明2年兵火のため社殿・神宝・古記類などを焼失したという。江戸期,南部氏の厚い崇敬を受け,神領を寄進されている。明治初期に村社,大正12年郷社に列せられた。例祭は4月29日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7015748