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八幡宮
【はちまんぐう】


九戸郡軽米(かるまい)町軽米にある神社。旧村社。祭神は品陀別尊(ほんだわけのみこと)。口伝では永禄年間軽米の箕の輪に勧請創建したと伝え,天正年中九戸政実が尊崇して数回参拝し,そのつど神社の西方で馬の調練をしたといい,それ故にその付近は現在でも馬場野と称するという(軽米町誌)。だが,貞享年間俗に木の葉焼きという立木の葉まで焼き尽くす大火に遭って,御神体・宝物・古文書類一切を失ったといい,由緒沿革など未詳である。明治24年大風で拝殿が大破し,荒廃したままであったが,大正4年に拝殿,同9年に本殿を現在地に再建した。例祭は9月15日で,神輿渡御や郷土芸能奉納があり,近郷近在からの人出でにぎわう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7015780