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藤橋
【ふじばし】


北上川に架かる橋。国道343号が通過。水沢市姉体町下姉体と同市黒石町鶴城(つるぎ)を結ぶ。現在の橋は昭和41年着工し,同47年竣工。橋長705m,幅員9m。鋼桁橋。黒石渡船場に最初に架けられた藤橋は大正9年の木橋。姉体出身の県議及川正己が中心になって大正8年に架橋組合をつくり姉体・黒石両村の有力者から資金を募って架橋。渡り賃を徴収。大正11年から有料制廃止。同12年県移管。のち洪水で落橋。昭和3年工費25万4,000円をかけて着工。翌年完成。当時の橋は全長400m,幅員4.6mであった。藩政時代の安永年間には,姉体側の船場に御蔵米運搬船12,作物運搬船29,伊達家の猟船1が配置されていた。藤橋の名称は黒石側にフジの名所があったことに由来する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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