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保呂羽神社
【ほろわじんじゃ】


東磐井郡藤沢町保呂羽にある神社。旧郷社。祭神は大名持命(おおなむちのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)・日本武命(やまとたけるのみこと)。保呂羽山頂上付近に鎮座し,「ほろはさん」と呼ばれ親しまれる。社伝では元慶6年紀州金峰山より分霊を勧請して,保呂羽山大権現として祀ったという(神社名鑑)。天正10年葛西氏の家臣近江守秀信が再興したが(安永風土記),元文2年と嘉永5年野火のために焼失,現社殿は安政2年の再建。肥後侯細川綱利の母堂の信仰が篤く,綱利は当社の申し子といい,同家からの献納品が多く残されている(ふるさとのお社・藤沢町史)。明治4年神仏分離・修験道廃止により現社名に改称,同5年郷社に列せられた。例祭は4月25日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7016067