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保呂羽三嶽神社
【ほろわみたけじんじゃ】


東磐井郡東山町松川にある神社。旧無格社。祭神は伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)・伊邪那美尊(いざなみのみこと)・金山毘古命(かなやまひこのみこと)・誉田別命(ほんだわけのみこと)・建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)。明治35年伊邪那岐・伊邪那美の2神を祀る保呂羽権現社に,蔵王(御嶽蔵王権現社)・牛頭(八坂神社)・八幡(八幡神社)の3神を祀る御嶽山の三社が合祀されて現社名となった。社伝では御嶽3神は康平5年源義家が勧請し,保呂羽2神は貞享2年金田備中守が建立したという(神社名鑑)。例祭は旧暦9月25日・旧暦3月25日。旧暦6月13~15日の天王祭には神輿の巡幸と御鳩取りの神事がある。武神・農業神として信仰を集めてきたが,特に八坂神社は天王さまと親しまれている。なお御嶽蔵王権現社には嘉永6年ペリー来航に際し,郡内の山伏法印が集まって黒船退散の祈願をしたという(東山町史)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7016069