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南九戸郡
【みなみくのへぐん】


(近代)明治12~30年の岩手県の郡名。県北東部に位置し,東は太平洋に臨む。南部の郡境に平庭岳・遠別岳・遠島山などがそびえる。北上山系に源を発する久慈川は東流して長内川を併せ太平洋に注ぐ。郡区町村編制法施行により,九戸郡が南(27か村)・北(32か村)に分かれて成立。郡役所は大川目村に置かれた。明治12年の当郡の幅員は東西8里13町・南北6里31町,戸数3,021・人口1万8,153(男9,295・女8,858),牛3,410,馬3,382,船舶263,郵便局2,物産に大豆・昆布・干鮑などがある(共武政表)。同13年の村数27,戸数2,944・人口1万7,778(県郷土誌)。同22年市制町村制施行により,久慈町と長内・宇部・山根・大川目・夏井・野田・山形の7か村が発足。同年の戸数3,123・人口1万9,488。同30年郡制施行のための廃置分合により,当郡は北九戸郡とともに再び九戸郡となり,郡名は消滅した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7016195