100辞書・辞典一括検索

JLogos

12

舞草神社
【もくさじんじゃ】


「まいくさ」ともいう。一関市舞川にある神社。式内社磐井郡二座の1つ。旧村社。祭神は倉稲魂命・伊弉冊命。「文徳実録」仁寿2年8月7日,郡内配志和神社その他隣郡諸式内社とともに,従五位下を授かっている。舞草の地は舞草鍛冶発祥の地と称され,その刀工名を銘刻するものが鎌倉期にすでに見え,その起こりは古代にさかのぼり,平泉藤原氏はここの刀工つくるところの名刀を常用したと伝えている。舞草神社は,その刀工護持の神として,その鍛冶場の神でもあった。また,奥州三十三観音巡礼の27番札所吉祥山東城寺として信仰を集めてきたが,明治4年神仏分離となり,郷社に,同8年村社に列せられた。例祭は3月17日・9月17日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7016284