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四ツ家町
【よつやちょう】


旧国名:陸奥

(近世~近代)江戸期~昭和39年の町名。江戸期は盛岡城下の一町。町人地。城北地区に属し,北上川左岸の東に位置する。町名の由来は,町割に際して4軒の家をはじめに建てたことによるという(内史略)。盛岡藩が幕府に届け出た盛岡二十三町の1つに当町を数えることもあるが(内史略),「邦内郷村志」では二十三町から除かれている。当町は北で西方に折れて赤川に接するが,その境に寛永盛岡図に上田出口御門と見える四ツ家門があり,その門から曲がり角までを大四ツ家という(盛岡砂子)。町の規模は3町半程,5月14日が市日であった(同前)。明治8年の戸数92(盛岡市史)。同13年県内最初のカトリックの聖堂が建立された。明治4年仁王村の字名,同22年盛岡市仁王の字名,昭和20年からは盛岡市の町名となる。同26年の世帯数178・人口870(男414・女456)。同39年本町通2丁目となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7016434