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猪岡短台
【いのおかたんだい】


旧国名:陸奥

篦岳(ののだけ)山東北麓の猪岡に地続きの半島状台地をなす。本来は北の猪岡,南の短台でそれぞれ独立地名。猪岡の地の小独立舌状台地の意味。猪岡は涌谷伊達氏の猪狩(ししがり)場でもあることから猪狩の岡の意味であろう。迫(はさま)川が北東を流下して北上川に注ぎ,江合(えあい)川が南端を東南流して桃生(ものう)郡和淵近くで北上川に入る。迫(はさま)・北上・江合(えあい)3川の間は大きな野谷地で短台谷地と呼ばれた。迫川右岸は自然堤の微高地で字大谷地の集落がある。同地の御膳姫社境内に延慶4年以下の板碑群がある。鎌倉末期から開拓が進められていたことを示すものである。字猪岡に猪岡館がある。館山と呼ぶ標高約40mの所で東側から南側に急傾斜し北西側は篦岳山に連なる。空濠が二重にめぐり土塁・土橋跡・平場のある中世館跡,頂上の平場に元応元年以下の板碑がある。また慶長5年8月10日付「葛西大崎船止日記」大崎中に「たんだいの内ふね仁そう」とある。
猪岡短台村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
猪岡短台(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7016771