大窪
【おおくぼ】
旧国名:陸奥
定(じよう)川に注ぐ中江川の流域。桃生(ものう)丘陵南半の大塩丘陵に位置する。谷田が発達し,沢をせきとめた用水堤が江戸期に72,昭和30年頃には143あった。字名に表沢・旗沢・引沢・寺沢・中沢・松木沢・深田・前三郷(まえさんごう)・後三郷(うしろさんごう)などがあり,「矢本町史」では,地名の由来は窪地が多く特に中心地の字中沢が大きな窪地であることに求められている。古代は牡鹿郡,中世は深谷保の地(地名辞書・矢本町史)。
【大窪郷(中世)】 戦国期に見える郷名。
【大窪村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【大窪(近代)】 明治22年~昭和30年の大字名。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7016937 |