大原浜
【おおはらはま】

旧国名:陸奥
牡鹿(おしか)半島の西岸,南部に位置する。東方には大草山(標高403m)・人石山(標高323m)の高峰を望み,前面は大原湾に開けている。半島唯一の平野部をなし,古来良馬の産地として知られていた。大原の地名はこの地形をそのままに表現したといわれる。地形上東北の風をさえぎるので,しばしば風を避けて碇泊する漁船がある。伊達政宗の許可を得て仙台藩領東部海岸の港湾調査に当たっていたイスパニア使節セバスチャン・ビスカイノは慶長16年11月20日清水田(ギンダヅ)から大原に至ったと「金銀島探険報告」にある。
【大原浜(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【大原浜(近代)】 明治22年~現在の大字名。
【大原村(近代)】 明治22年~昭和30年の牡鹿郡の自治体名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7017011 |





