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荻埣
【おぎぞね】


旧国名:陸奥

江合(えあい)川の左岸,その氾濫原上の平坦な水田地帯。地名の由来について「安永風土記」には「往古当村に曽根木これ有り,右の所元荻生茂り候に付」この地名で呼ばれるようになったとあるが,むしろ荻の茂った荒地(埣は石まじりのやせ地)の意味に考えるべきであろう。当地の谷陽院遺跡は自然堤防上から奈良・平安期の土師器・須恵器を出土,早い開拓を示している。中世には地頭武庫太郎左衛門尉源頼真なる者が貞和5年に阿弥陀堂を建てたと伝え,その棟札と本尊が谷陽院にあったという(安永風土記)。この阿弥陀堂は最園寺と呼ばれ,寂園上人が勧進,諸檀那3,000人の結縁により成ったという(小牛田町史)。「安永風土記」は武庫氏の子息辰若の墓と称する古い塚をあげている。その他,建永元年銘の板碑もあったと同書は伝えている。
荻埣村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
荻埣(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7017059