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御立退橋
【おたいのはし】


緒絶(おだえ)の橋・御代の橋ともいう。塩竈(しおがま)神社鎮座の地一森山の南裾を流れる御祓(おんはらい)川に架けられた橋名。仁井(にい)町と新(しん)町を結んだ。多賀城から湯壺・鳥居原を経て,江尻坂を下り,塩竈神社参道七曲坂に至るための橋であった。太鼓橋で3,4寸のすき間があったので「すかし橋」ともいう。塩竈大神が,この橋を渡って神域に入ったといわれる神聖な橋で,橋の修理は藩の直轄で行われた。長さは6間・幅2間あった(安永風土記・奥塩地名集)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7017088