重吉神社
【しげよしじんじゃ】

石巻市街地の西部，釜地区にある神社名。祭神は川村孫兵衛重吉。川村重吉は長州の人で，江戸初期伊達政宗に仕え，仙台領内の各種土木工事を担当し，特に寛永３年北上川の改修工事の完成によって，石巻は仙台藩経済の中心地となった。重吉の屋敷跡に普誓寺を開山，境内裏に小祠を建てて重吉をまつったとされ，大正期正五位が追贈された。住民がこれを記念して神社を創建したのが重吉神社である。例祭日は旧９月15日。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7017878