津谷
【つや】

旧国名:陸奥
北は長森(ちようのもり)山(490m)・愛宕山(622m)・徳仙丈(とくせんじよう)山(711m)など北上山系の支脈に囲まれ,西南部は御岳山(183m)などの丘陵地で,東部は台地,その東端は断崖となって海に迫る。中央部を津谷川が流れ,盆地をなしている。地名の由来は往古小泉村より海が入り込んで津方の地形をなしていたことによるという(安永風土記)。南北朝期の文和3年葛西家臣米倉清村が当地方を領し,天台宗仏国峰仙津谷白雲寺を建て,次男持村は応安5年津谷に獅子館を築いたという。天正18年葛西氏没落,一時木村吉清領となったが,天正19年伊達領となる。米倉一族は浪人となり,農に従事したが,のちに伊達家に仕えた者もある(伊達世臣家譜)。
【津谷村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
【津谷町(近代)】 昭和16~30年の本吉郡の自治体名。
【津谷(近代)】 昭和30年~現在の本吉町の行政地名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7018397 |





