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富谷
【とみや】


旧国名:陸奥

南部から中央を沢川が北流し,北部で東南に向きを変える。東・西・南の丘陵にはさまれ南北に長い山間地。「安永風土記」に,「往古当村の内熊谷と申す所に宮十これ有り候を以ってとみやと申し候由。文字も十宮と書き申し候由」とあり,これが地名の由来にもなっている。富谷新町上外れに熊野三社があり,熊谷の日吉神社(承久年間比叡山より勧請,黒川三社の1つと伝えられている)などと合わせて総称したものであろうとされている。地区の南部熊谷寺があり,天正6年中興寺異嵓文秀が曹洞宗瑠璃山熊谷寺として中興開山。清和帝貞観年間慈覚大師作と伝えられる薬師堂,熊谷直実ゆかりの伝説を持つ熊谷館がある(富谷町誌)。また,町裏には毘沙門堂,前沖・根崎にはそれぞれ観音堂,泉崎には愛宕社がある。寺院では慶長4年開創の吉岡中興寺の末寺曹洞宗湯船寺,天正4年同じ末寺の観蔵寺(のち湯船寺に合併),堂ノ前と西沢には八雲神社,落合には日吉神社がある。また,城主不詳の奈良木館(桜岡館ともいう),天正年間まで白石伊勢居住の湯船沢南楯城がある(富谷町誌)。
富谷村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
富谷村(近代)】 明治22年~昭和38年の黒川郡の自治体名。
富谷町(近代)】 昭和38年~現在の黒川郡の自治体名。
富谷(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7018498