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長町橋
【ながまちばし】


現在は広瀬橋という。広瀬川(長町川)に架かる橋名。国道4号が通過,仙台市河原町1~2丁目と長町1丁目を結ぶ。寛永末年頃に,上流部にある宮沢渡しに代わって長町渡しが江戸道中の通過点となり,川幅34間・深さ2尺の所を渡っていた。橋梁は寛文8・9年の絵図に現れている。洪水のたびに破損流失。「封内風土記」に「各土橋。其の一,長三十八間,横二間三尺,仮橋也。其の二,長二十間,横二間 同上。旧橋長八十六間濶三間半。洪水の後仮橋二となす」とある。明治22年の洪水で木橋流失,のち橋台が煉瓦造りで木鉄のハウトラス式橋桁となり,同42年11月に仙台市内では最初の鉄筋コンクリート造り,長さ420尺・幅34尺,桁式構法で鉄柵の勾欄をつけた橋が竣工している(仙台市史)。昭和10年末に橋の西側に市内電車用の橋梁ができる。現在の橋は昭和35年に新しく造られたもので,同50年には市電廃止により,拡幅改修された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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