広瀬橋
【ひろせばし】

広瀬川下流に架かる橋名。国道４号が通過，仙台市河原町１～２丁目と長町１丁目を結ぶ。江戸期は，現在の橋から10mほど上流にあり，木橋で長町橋と呼ばれていた。以前の橋は鉄筋コンクリートのＴ桁橋で，長さ127m・幅10.3m，当時としては珍しく歩道がついていた。明治42年に完工，工事費７万5,000円。わが国最初の鉄筋コンクリート橋であったという。昭和34年工事費２億5,000万円で架け替え，上流に並んでいた市電専用鋼橋（昭和10年開通）も中央に複線の軌道として敷設され，橋幅は22mとなる。現在は市電の廃止とともに車道４車線となっている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7018959