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福田橋
【ふくだばし】


七北田(ななきた)川に架かる橋名。国道45号が通過,仙台市福田町1丁目に位置する。七北田川に梅田川が合流する地点の少し上手にある。近世には田子村と福室村を結ぶ長さ35間・幅2間の橋であり,蒲生(がもう)村へ通じる道の分岐点でもあった。付近には藩の鶴巻米蔵があり,その警備のために福田足軽68人が配置されていた交通の要地。大正9年県道仙台塩竈線が路線として認可されて以来,岩切方面を迂回していた仙台~塩竈間の連絡が原町(はらのまち)・福田町経由の直線で結ばれることになり,当橋も重要性を増した。昭和12年,長さ63.2mのコンクリート橋,福田大橋が架設され,さらに第2次大戦後の交通激増の中で幅員も拡張された。現在仙台と塩竈方面・仙台港方面を結ぶ橋として,増加する一方の交通量をさばいている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7019000