松坂
【まつざか】

旧国名:陸奥
大松沢丘陵上に位置する。新坂囲遺跡・斎の前遺跡は縄文中期の大木式土器を出土し,要害遺跡からは,この地方では珍しい弥生時代の石庖丁が発見されているほか,平安期の須恵器も出土している。中世には松坂氏がこの地域を支配し,地名の由来もこの氏にちなむとされている。「伊達世臣家譜」同氏条には,正応4年伊勢国松坂からこの地に来たり,生国の地名を字として,黒川郡の北半を支配したという。室町・戦国期には黒川氏の家老として重きをなし(伊達治家記録,天正18年6月21日),黒川氏没落後は葛西大崎一揆鎮定の先鋒として奥地の道案内を勤め,伊達氏の家臣となる。以後近世を通じてこの地に知行地を持ち,近代に入っても初代の落合村長を勤めるなど,中世から近代にわたってこの地域で指導的な位置にあった名族である。
【松坂村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【松坂(近代)】 明治22年~昭和30年の落合村の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7019152 |





