100辞書・辞典一括検索

JLogos

9

秋田大橋
【あきたおおはし】


雄物(おもの)川に架かる橋。国道7号が通過,秋田市茨島(ばらじま)と新屋(あらや)を結ぶ。両岸の低地を埋め立て,その上に両端の橋脚を据えたもの。埋立ては大正15年から昭和8年までかかり,架橋工事は昭和7年着工,同9年に竣工(新屋町誌)。橋長578m・幅員7.5mの鋼トラス橋で,総工費は62万円。かつては旧国道が新川橋から割山を通って新屋を抜けていたため,存在価値は低かったが,昭和13年の雄物川放水路の完成によって旧市内と新屋地区および本荘・酒田を結ぶ産業上の重要な橋となった。また,第2次大戦中は金属回収で鉄の欄干が取り払われるなど,歴史の荒波にさらされてきた。昭和51年6月,交通量の増大に伴い橋の両側に歩道橋を付設。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7019612