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新波
【あらわ】


旧国名:出羽

荒波・荒和・新和とも書く。雄物(おもの)川の下流左岸部自然堤防上に位置する。地名の由来は水によって物を運搬するという意味を持つアイヌ語の「アラパ」説と,延暦の頃にいた荒波の玉岐という人物による説,また新波神社遷宮の時に一天にわかにくもり大雨沛然,山川の鳴動激しく荒波の磯に打ちくだくようなさまによるという説などがある(大正寺村郷土史)。山崎の丘上に新波館跡があり,後沢(うしろざわ)の山腹に大正寺跡がある。大宝2年創建といわれる新波神社(荒波明神・地主明神ともいう)が樋口(とよぐち)にある。
新波村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
新波(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7019793