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岩谷麓
【いわやふもと】


旧国名:出羽

岩屋麓とも書く。真田長根(さなだながね)と呼ばれる海岸丘陵の東麓,芋(いも)川下流の氾濫原に位置する。もと内越(うてち)郷のうち。応仁元年から由利十二頭の1人岩谷右兵衛尉朝繁が当村に居館した(郡村誌)と伝え,応永9年9月,当村岩谷麓岩谷館主岩谷右兵衛の所領となり,岩谷村の地名の根源をなすと伝えられている(町村合併誌)。源頼朝より忠勇を賞され罪を免ぜられて判官代として由理(ゆり)の地頭となった由利維友は,文治3年6月成瀬館に入り,そこを本拠として12か所に支城を設け,有功の臣を配して陣代とし,岩屋元館には岩屋監物武信を置いたという(郷土誌)。鳥海氏の攻勢にあい信濃に一時身を隠した由利維貴は,3人の守護を伴って天鷺(あまさぎ)城に入ったというが,その1人小笠原甲斐守朝保は岩屋元館の清原監物武信居城の地に住み,姓を岩屋に改めたという(郷土誌)。岩屋元館は岩屋麓の小字である。
岩屋麓村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
岩谷麓(近代)】 明治22年~現在の大字名。




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「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7019968