内宮沢村
【うちみやざわむら】
旧国名:出羽
(近世)江戸期の村名。出羽国由利(ゆり)郡のうち。慶長7年~元和8年最上氏領(楯岡豊前守代官支配),同8年本多正純領,同9年から本荘藩領。石沢川流域の南岸に位置し,現在の館字櫛引(くしびき)の地域。南は由利町飯沢,もと石沢郷に属す。「正保国絵図」に内宮沢村当高103石余と見えるのが初見。元禄11年「村高帳」,「元禄7郡絵図」ともに103石余。しかし安政6年「石沢郷川御役帳」(石沢郷土誌)には,当村の地域に櫛引村の名が見え,内宮沢村と交代していることがわかるが,時期は不明。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7020027 |