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男鹿大橋
【おがおおはし】


八郎潟調整池から日本海に抜ける船越(ふなこし)水道に架かる橋。主要地方道秋田-男鹿線が通過,南秋田郡天王町と男鹿市船越を結ぶ。昭和49年,江川バイパスの開通に合わせて架設したもので,橋長410m・幅員8.75mのPSコンクリート橋。橋からの寒風(かんぷう)山・男鹿三山の眺望は絶景。「真澄遊覧記」に「雄潟の橋といって,長さ200間の橋があり,有名な遠江の浜名の橋に劣らないものであったが,津波がうち寄せて,すっかり壊されてしまい,いまは,400間のあいだを舟がわたしている」(男鹿の秋風)と記されている。現在水道の両岸は,防潮水門,国鉄男鹿線の鉄橋,八竜橋,そして当橋と4か所で結ばれ,連絡は簡単にできるようになった。中でも当橋は,秋田と男鹿を結ぶ産業・観光道路として強大な能力を持ち,さらに今後は,秋田湾地区開発計画の基幹道路として重要な役割を担おうとしている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7020282