角館街道
【かくのだてかいどう】

仙北(せんぼく)郡角館町を中心に大曲(おおまがり)市から仙北郡田沢湖町生保内(おぼない)までの街道。角館町は慶長７年佐竹氏入部に伴い芦名義勝が入って城下町を形成，のち佐竹氏の分家佐竹北家が所領として館を置いた町であり，大曲市で羽州街道と接続し，生保内からは仙岩(せんがん)峠を越えて岩手県盛岡までの秋田街道と接続しており，秋田・南部両藩のパイプ的交通路として重要な役割を果たしていた。現在は大曲～角館間が昭和45年国道105号（本荘市～鷹巣町間）となり，角館以東が昭和37年国道46号（盛岡市～秋田市間）となっている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7020401