金沢八木沢村
【かねざわやぎさわむら】
旧国名:出羽
(中世)戦国期に見える村名。出羽国山本郡のうち。「文禄3年中郡村々書上写」に,金沢城主金沢氏領,金沢本郷5か村のうち米沢村と記載。慶長年間作成という六郷兵庫頭領図では,物見山の西方,西法寺の北方,西沼の東に米沢と記載(湊家文書)。当時「こめざわ」「よねざわ」いずれの呼称かは未詳,近世秋田藩政下の金沢中野村枝郷に八木(八来・矢来)沢村があり,米沢村を継承したという(月の出羽路)。現在は小字の八木沢。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7020522 |