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亀田大町
【かめだおおまち】


(近代)明治12年~現在の町名・大字名。由利(ゆり)郡亀田城下町のうち。江戸期は通称名。明治12年亀田24町のうち7町をもって成立。城中の西側,亀田大町・中町・肴町・大工町・蔵小路・馬場小路・地蔵坂が含まれる。外町・商業地区であった。庄屋は元禄の頃は打矢家,寛政の頃は湯田家。神坂家は宿老役であった。3家ともに新田開発に功績があり,特に神坂家は元禄2年中田代(なかだしろ)新田120石を開発した。明治元年屋敷反別8町8反余。明治5年,肴町に亀田郵便局・警察亀田分署(のち大町に移転)創立。明治12年白土直江が戸長となる。同年11月蔵小路より出火,戸数145戸を焼失。同15年の戸口224戸,男459・女487,計946人。大工町に浄土真宗東本願寺末寺西円寺がある。明治22年からは亀田町の大字大町となり,昭和30年からは岩城町亀田大町となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7020645