100辞書・辞典一括検索

JLogos

12

刈和野船場
【かりわのふなば】


仙北(せんぼく)郡西仙北町の船場。現在の土買(つちかい)川下流の通称バチ淵の岸辺で,魚介類や日常必需品を積み込んだ新屋船が往来した。古老の話によれば,船1隻に5,6人の舟子が乗り,満載するまで泊りがけできたという。当時,米の積出しは,刈和野の旧家の倉から担ぎ出された。なお現在の通称昭和町がある雄物(おもの)川沿岸は,対岸の大沢郷を通って,本荘・亀田を結ぶ交通の要衝で,渡し場として利用された(西仙北町誌)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7020677