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亀山森鉱山
【きさんもりこうざん】


「きさもり」ともいい(鉱産誌),亀三森とも書く。県中央部,仙北(せんぼく)郡協和町にある鉱山。近くに荒川鉱山がある。羽後境駅の北東16km,淀(よど)川の上流,大倉沢と朝日又沢の間の亀山森にあった鉱山。鉱床は脈型,鉱石は閃亜鉛鉱・方鉛鉱・黄銅鉱などを主とする。鉱山名は山地名に由来する。藩政時代重要鉱山に指定されている。貞享の頃,直山となり,文化年間まで銅・鉛山として稼行された(秋田県史)。明治以降,銀・銅・鉛・亜鉛鉱を産出したが発展するに至らなかった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7020761