小沼
【こぬま】
旧国名:出羽
小滝(こたき)川上流部の北方に位置し,東部の大半が山林地帯。平野部を見下ろす小沼山(観音山)の山頂に小沼がある。そのあたりに8世紀初期に十一面観音像(県重文)を安置し,やがて別当として真言宗小沼山源東寺も建立されたといい,地名はこの小沼によるという。小沼山の山麓および小滝川の最上流部の山林中に縄文時代の遺物出土地点2か所がある。
【小沼村(近世)】 江戸期~明治10年の村名。
【小沼(近代)】 明治10~22年の仙北郡豊岡村の大字名。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7021019 |