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金勢明神
【こんせいみょうじん】


鹿角(かづの)市長谷川鎮座。祭神は民俗的な性神の金勢(精)(こんせい)大明神。国立公園十和田八幡平(はちまんたい)の八幡平五合目1,090mの蒸の湯(ふけのゆ)の湯治と一体関係で信仰されている。宝永年間に発見されたという古い由緒のこの温泉は,蒸し風呂的性格を特徴とし,農間期に農村婦人の湯治が多かった。金勢明神への信仰は,その中で子宝を祈願することから展開した。男性を表す大小の模型が奉納されているが,原始活力信仰に由来するかと思われるような石もある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7021072