100辞書・辞典一括検索

JLogos

14

神明社観音堂
【しんめいしゃかんのんどう】


南秋田郡飯田川町飯塚(いいづか)の飯田川北公園に鎮座の神明社(祭神天照大神)境内に安置。享保19年建立の神仏習合時の堂舎で,もと八郎潟の湖岸にあった。入母屋向拝唐破風造り,コケラ葺の一間社。三方勾欄付縁で縁には腰組がある。中の厨子は千木・勝男木を持つ神明造である。享保の棟札のほか文化8年の棟札も文化財指定を受けている。この観音堂が修理された際に鹿の足を抱えた白狐のミイラが発見され,現在も堂内に保存されている。観音堂は,昭和27年国の重要文化財に指定された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7021494