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田子内
【たごない】


旧国名:出羽

成瀬川の中流域山間部に位置する。東は岩井川に接し,川沿いに主要路が横断。菅生田掵(すごうたはば)遺跡など縄文前期~晩期の遺跡6か所が川沿いに点在。地名は蝦夷語の転化というが(雪の出羽路),未詳。中心集落の南方山地中に中世の城館址がある。慶長5年10月,小野寺・最上両勢力の合戦時,田子内二郎・岩井川兵部大輔・手倉国平らのこもる田子内城の攻防戦は激烈をきわめたという。「永慶軍記」は「田子内城堅固に持つ事」と題して合戦を詳述。曹洞宗永伝寺は建仁2年開基と伝えられる。
田子内村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
田子内(近代)】 明治22年~現在の東成瀬村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7021749