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田町
【たまち】


旧国名:出羽

(近世~近代)江戸期~現在の町名。近世には出羽国秋田郡大館(おおだて)町外町のうち。秋田藩領。大館町の西端に位置し,南接の大町・鍛冶町を貫く主要道が南北に通る。町名は水田に通ずる道であることによるという。町に面する小丘をドビ山といい,戦国期には土豪の居館址。延宝3年の町割により,大町・馬喰町在住の農民を当町に移す。「宝永3年検地帳」では30軒。明治6年区制改正時に第2大区役所が当町の岩沢太治兵衛宅に置かれた。同10年区制改正で西大館町田町となり同22年から大正2年まで北秋田郡大館町西大館田町,以後は大館町田町。明治32年奥羽本線大館駅開業後,駅前と当町を結ぶ長木大橋が明治42年架設される。南接の大町を結ぶ町として発展。昭和26年からは大館市田町となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7021821