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船川街道
【ふながわかいどう】


秋田市より北西に男鹿(おが)半島男鹿市船川(ふながわ)までの約51.3kmの街道。秋田市の北方追分で羽州街道(現在の国道7号)から分かれ,旧八郎潟(現南秋田郡大潟村)と秋田湾にはさまれている天王砂丘を国鉄船川線と並行して縦断している。慶応年間からの砂丘地の計画的開拓集落で知られる南秋田郡天王町二田(ふただ)を経,船越(ふなこし)水道を渡り,男鹿市の核心船川港に至る。昭和48年主要地方道秋田-男鹿線に指定された。男鹿国定公園への観光ルートとして交通量が多く,秋田湾臨海地域が新産業都市に指定され,大規模工業開発計画の進行も加わって近年の変貌は大きく,船川街道筋の都市化現象は著しい。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7022784