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細地鉱山
【ほそじこうざん】


鹿角(かづの)市の鉱山。国鉄花輪線柴平(しばひら)駅の東北東17km,四角(しかく)岳の西方に位置する。近くに不老倉(ふろくら)鉱山がある。鉱床は脈型数条よりなる。鉱石は黄銅鉱・斑銅鉱・黄鉄鉱など,銅鉱を産した。鉱山名は地名に由来するという。嘉永年間糠塚久三郎により稼行され,相当の隆昌をみた(鹿角志)。明治24年三菱尾去沢(おさりざわ)鉱山の支山として発展,地元で銅製錬を行った。同37年不老倉鉱山に合併され,同鉱山とは1,600mの大通洞で結ばれ,坑内電車を通じた。不老倉鉱山の衰退に伴い休山した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7022850