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保戸野南鉄砲町
【ほどのみなみてっぽうまち】


旧国名:出羽

(近世~近代)江戸期~昭和41年の町名。久保田保戸野南鉄砲町・秋田保戸野南鉄砲町ともいった。江戸期は出羽国秋田郡のうち。秋田藩領。久保田城下町の1つ。成立は寛永6年6月18日といわれる。当初は梅津政景と多賀谷五郎兵衛の指南足軽屋敷であったという。幕末には信太・田中の鉄炮組足軽屋敷であった。久保田町西部,保戸野表鉄砲町の南側,東側に寺町の鱗勝院・浄願寺がある。明治4年から秋田町の町名。同11年南秋田郡に所属。同22年秋田市の町名となる。同18年戸数113(秋田町字分戸数調)。翌年俵屋火事で1戸を残して全焼。大火後下米(しもこめ)町の揚げ屋が当町へ移転。俗称常盤(ときわ)町といわれる。同45年3月に性病予防のための県立常盤病院設置。昭和3月8月18日大火のため180戸焼失。住居表示実施により昭和40年旭北(きよくほく)栄町・同41年山王(さんのう)2丁目の各一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7022884