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真人公園
【まとこうえん】


平鹿(ひらか)郡増田町の中心から東方3kmほどにある公園。標高391mの真人山西麓と西流する成瀬(なるせ)川とにはさまれ,樹齢200~300年の老松と,約2,000本の桜と梅の調和が美しい。真人山中腹から山麓にかけて,造園家長岡安平の設計により沼をめぐらしており,周囲のリンゴ園との調和もみごとである。昭和42年都市公園として国の指定を受けた。昭和43年には100人を収容できる保養センター真人山荘が建設された。昭和52年新観光秋田三十景の第7位。春の花見シーズンに公園の池で開かれる樽漕ぎレースは呼び物の1つ。「真澄遊覧記」では清原真人武則の居城跡だとの伝えを記し,「真戸山」と書き,さらに磨礪山・麻当山・窓山・的山・円山などとも書くといっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7023007