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柳町
【やなぎまち】


旧国名:出羽

(近世)江戸期~明治7年の町名。出羽国平鹿(ひらか)郡横手町のうち。秋田藩領。江戸期に外町(とまち)といわれた横手町の西部に位置する。地名の由来には,戦国期小野寺氏の時代,路傍に稠密に柳を植えたことによるという説がある(雪の出羽路)。寛文9年の「横手絵図」には裏町(馬口労町)の延長上に柳町と注記され,御休所などもある。「享保郡邑記」には戸数27,街路の長さ92間とある。社寺には稲荷社,修験華厳院・浄土真宗東本願寺派一雲山法泉寺(東本願寺末寺)・同宗同派梧鳳山西誓寺(同前)がある。明治5年の家数93(鈴木家文書)。同7年馬口労町(ばくろうまち)・大水戸町(おおみどまち)・田中町と合併,横手町を形成,その小字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7023250