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愛宕神社
【あたごじんじゃ】


天童市大字北目字城山に鎮座。旧県社。祭神は火産霊大神。もとは愛宕権現社と称した。社伝によれば天正12年12月最上義光が領内鎮護のため創立したという。「于時慶長八年〈大歳癸卯〉菊月吉祥日」とある愛宕神社棟札(愛宕神社所蔵)には「別当山形宝幢寺住宥雄」とあり,宝幢寺が当社の別当であったことがわかる。最上義光分限帳(山形市史史料編1)には「千三百七十石宝幢寺」とあるが,慶安元年7月17日別当宝幢寺宛の朱印状には「出羽国最上天童愛宕権現社領,同所之内千百四拾四石,山形内参拾六石,中野村内百九拾石,都合千三百七拾石事,任先規令寄付之訖」と記載されている。寛文5年7月11日の朱印状では1,370石の天童愛宕権現社領を「別当宝幢寺全収納不可有相違」の文言があり,別当宝幢寺が愛宕社領を進退することを明記。例祭は9月24日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7023542