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小国城
【おぐにじょう】


中世の城郭。現在の最上郡最上町大字本城に所在。絹出川左岸の段丘上に立地。標高321m(比高110m)の通称お城山に築かれた連郭式の山城。北西は急峻な崖で下を絹出川が流れ自然の要害となっている。本丸東西16間・南北48間,二の丸東西26間・南北38間で,丘陵の尾根続きの部分を空濠で断っている。山腹には小国氏の家臣若井但馬・工藤淡路・小川上総などの屋敷があった。現在も幾重にもめぐらされた空濠・土塁や何段にも形成された郭が残っている。当城には戦国期に豪族細川氏が居城し,小国廻り(向町(むかいまち)盆地一帯)を領していたという。しかし,天正8年城主細川摂津守直元は最上義光に攻められ,落城したといわれるが,天正12年とする説もある。その後,当城には最上氏によって蔵増城(現天童市)の城主蔵増安房守の嫡子が封ぜられ,小国日向守光基と称し,8,200石を領したという。現在みられる遺構は,光基が築城したものと思われる。元和8年の最上氏改易によって廃城となり破却された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7024174