上芦沢村
【かみあしざわむら】

旧国名:出羽
(近世)江戸期~明治9年の村名。上足沢とも書く。村山地方,最上川の支流送橋川上流沿岸に位置する。村山郡のうち。はじめ最上氏領,元和8年左沢(あてらざわ)藩領,寛永8年幕府領庄内藩預り地,同9年庄内藩領,慶安2年からは松山藩領。東五百川(ひがしいもがわ)郷に属す。村高は,「天保郷帳」では35石余,村山石高帳によれば天保13年摂待(せつたい)村と合わせて34石余。なお「寛文印知集」「元禄郷帳」には上足沢村と見える。宝暦8年の左沢御領知村高組訳書抜帳(朝日町教育委員会保管文書)によれば,村高は摂待村と合わせて35石余,家数13軒・人数110(男64・女46)。旧山形県を経て明治9年山形県に所属。同年摂待村と合併して水本村となる。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7024441 |